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イタリア在住岩田デノーラ砂和子が、現地日常の「子育て」を密着レポート!
日本との違い、新しい発見…何が飛び出してくるか…?お楽しみに!
vol.04
赤ちゃんが生まれたら、
「生誕のリボン」を飾って
街を歩くとたまに見かけるリボンを飾った玄関。これは、「Fiocco di nascitaフィオッコ・ディ・ナシタ」(直訳すれば「生誕のリボン」)と呼ばれるもので、この家に「赤ちゃんが生まれましたよ」とお知らせするためのもの。飾られるリボンには、青とピンクの2色あり、青が男児、ピンクが女児を意味します。
現在は、性別問わずリボンを飾りますが、もともとは、男児のための習慣だったとか。リボンには「生命力」、青には「空」に通じる「神聖な力」の意味があり、つまり「青いリボン」には、邪悪なものから赤ちゃんを守るパワーがあると信じられてたそうで、男の子が生まれると、ベッドのそばに「青いリボン」を飾ったそうです。男児がことのほか大切にされる時代のことですから迷信ですけれど、今もカタチを変えて残っているわけです。
そして現在は、魔よけにプラスして「ご近所へのお知らせ」の意味もあり、飾りもシンプルなリボンだけでなく、小グマのぬいぐるみをつけたもの、よだれかけに名前を刺しゅうしたもの、こうのとりのイラストが入ったもの、風船をつけたものなど、さまざまなバリエーションで展開しています。
とはいえ、最近では、玄関に派手なリボンを飾るのはちょっぴり恥ずかしい。と考える人が増えているようで、再びシンプルなリボンが人気。時代と共に形を変えつつも、なぜかイタリアにだけ残っている習慣ですが、「生まれたよ」のお知らせを近所にする…周囲もお祝い気分になるし、なかなか良い習慣ですよね。


vol.05
実は母乳と似てる?!
オリーブオイルは離乳食にも!
夏の終わりから秋にかけて、ブドウの収穫が終われば、次はオリーブ。10月下旬から11月にかけて、イタリア各地でオリーブの収穫が始まります。新鮮なオリーブを絞って作るオリーブオイルは、イタリアの食生活に欠かせない食材。パスタをはじめ、肉・魚料理、サラダに…さまざまな場面で登場しますが、それは大人の食卓のみならず。なんと、赤ちゃんの離乳食にもオリーブオイルは使われます。
離乳食に数滴加えたり、小さじ一杯程度をそのまま飲ませたり。オリーブオイルには、便秘防止になり、腸をキレイにしてくれる働きがあるそうです。また、オリーブオイルに含まれる脂肪酸の構成比が乳児の理想栄養食である母乳と似ているため、赤ちゃんにも安心な油として、イタリアでは一般的に利用されているのです。
イタリアの大手ベビーフードメーカーでは、赤ちゃん専用のオリーブオイルも出ており、当たり前のようにベビーフードコーナーに並んでいます。もちろん、大人が使用するオリーブオイルでも、クオリティの高い収穫後一年未満の新鮮なエクストラ・バージン・オリーブなら、赤ちゃんでも大丈夫。いずれにしても、オリーブオイルは光や熱に弱く、すぐに酸化してしまうデリケートな食材なので、保存管理はしっかりとする必要があります。
ナチュラル派のマンマなら、フラントイオ(オリーブ搾油場)産のオリーブオイルだし、やっぱりきちんと品質管理されている方がいいわというマンマなら、成分調整済みビタミンE・A・Dが配合されたベビーフードメーカー発の専門オイルもまたよし。イタリアの食卓に欠かせないオリーブオイル、ベビーの食卓(?)にもこだわりでセレクトしてます。



vol.06
乳歯が抜けたら…
ねずみが小銭を運んでくる?!
明けまして、おめでとうございます!卯年が明けました。ウサギの歯は一生成長し続けるらしいですが、人の歯は生まれ変わります。それはイタリア人も…(当たり前か)。日本で「乳歯」と呼ばれる歯は、イタリア語でも「denti di latte(ミルクの歯)」と呼ばれます。同じですね。
少しずつ生えそろった乳歯も、6歳頃から抜け始めますが、生まれて初めて生えた記念の歯。日本には、丈夫な大人の歯が生えてきますように…と、下の歯が抜けたら屋根の上に、上の歯が抜けたら床下に投げる「おまじない」のような習慣がありますが(きっと消えつつある習慣かとは思いますが)、イタリアではどうするのでしょう?
イタリアでは、「子供の歯が抜けると、ねずみが小銭を運んでくる」と言われます。抜けた歯をキッチンやソファの後ろ、暖炉の中、枕の下など…(各家庭で場所は微妙に異なりますが)家の中に置いておくと、翌朝、歯のあったところに小銭が見つかる。そんな仕組みになっています。ねずみは「丈夫な歯」のシンボル的な存在。そんなねずみが「歯の成長」を祝ってくれる(?)なんて、なかなかかわいらしい話です。もちろん、ねずみが置いていくわけではなく、マンマやパパ、ノンノやノンナが置くのですが。
ちなみに、以前は1ユーロ(日本円で約110円位)程度の小銭だったそうですが、最近は10ユーロ札(約1100円)から50ユーロ札(約5500円)と、お値段が上がっているとか。乳歯は全部で20本。もし毎回50ユーロで換算したら、1000ユーロ(約11万円)!なかなかいいお値段です。日本同様、少子化が進むイタリアだけに、各家庭における乳歯一つの価値が上がっているのでしょうか?!まさに乳歯のインフレです・笑。






